佐藤農園
9代目ですが、私はまだ12年目の新米農家です
田上町の佐藤農園として9代目となる佐藤潤一です。
生涯農業と言うベテランもいる中、まだ12年の新米農家です。
我が家の経営は、米を中心とした経営に、他の農品目が肉付けされる様に、「たけのこ、桃、梅、トマト、長ネギ」を栽培しておりいわゆる複合経営という経営を続けております。
私より2.3代前の時だと、田上町は『皐月』など『ぶどう』も産地で、我が家も栽培していたと聞いております。
現在は父親と私と、年間を通して農業が出来ないものかとトマト、長ネギを新たに加えた今の経営に至ります。
里山の恵みを活かした、田上での農業
春、まだ寒さが感じる頃。里山の恵みと感じる、ふきのとう、朝カフェでも体験して頂くタケノコの収穫。
ちょうど同じ時期、田んぼでも田植えの準備で毎日トラクターで、田んぼを耕しています。
21歳で、県立巻農業大学校を卒業と同時に、家で仕事をするようになった私には朝早くから、夜遅くまで仕事をするという農家の生活スタイルは本当にキツくて、よく寝坊したりで親父に怒られてました(笑)
5月になり暖かくなると、もう田植え真っ盛りですね!サラリーマンの方はゴールデンウィークになりますが、僕ら農家はゴールデンワークです。
やっぱり20代の頃は、友達と遊びたかったり色んな誘惑が有ったけど、今は全く感じなくなりました。
逆に今は、一生懸命仕事して美味い酒飲んでやる!って気持ちで頑張ってます。
田植えもひと段落すると、6月は梅の収穫が始まります。田上町は『越の梅』と言う梅が町内でも9割以上生産されており、一粒、一粒を手作業で収穫、選別しており 産地で県内外からも、種が小さく果肉が厚い為、梅干し用等の梅として沢山のお客様にお買い求め頂いております。
7月の夏本番になると、田上町の山手側で栽培されている桃の収穫となります。我が家の桃も、山の傾斜に位置しておりその傾斜で栽培された桃が他産地などで栽培されている桃とは全く違うのか?と思うほど、糖度があり、市場出荷がほとんど出来ない程に、辺り近所の方、紹介などで買いに求められる方の注文であっという間になくなってしまいます。
桃を何故わざわざ傾斜がある、作業のやりずらい所で栽培されているかと言うと、雨が多く降る年などは、ほとんど桃自体の大きさは大きくなるのですが、余分に水分を木が吸収してしまい糖度がのらないと言われていますが、傾斜がある事によって自然に雨水が下に下にと流れていきます。
そうする事によって、桃の木が生きていける水分だけを残して、余計な水は流れしまい、甘い桃が作れると言う訳です。
また田上町では、『あかつき』という品種がほとんどで収穫時期が、7下旬〜8月でしたが、今では多様な品種を栽培しており長い期間で、田上の美味しい桃を食べて頂けるようになりました。
コシヒカリ、トマト栽培、そして冬の長ネギ
9月になると、言わずと知れた新潟県が生産量第1位を誇る、米の収穫が始まります。なんと、2017年度JA出荷で田上のお米が県内で第1の高品質と言う成績を残しました。
我が家のお米も、市場出荷はもちろん町内、県内外のレストラン等の飲食店に納品させて頂いております。
その美味しさの秘密はやはり、山の頂とも関係のある、湧き水だと思います。
夏の暑さで、しんどいのは人間だけではなく稲も同じです。その暑い時に、山から流れ出るミネラルが豊富な湧き水を田んぼに入れる事によって栽培されたお米は、『本当に美味しいと』皆さんから美味しく召し上がって頂いております。
同じ時期、トマトの収穫も最盛期を迎えております。トマトはハウスで栽培しており、水の節水を徹底し あま〜〜いミディトマト、あま〜〜い大玉トマトを生産しています。トマトは自宅での販売とデパート。スーパー等のインショップでの販売をしていますが、これもまたあっという間に無くなる、人気商品です。
10月、稲刈りが終わると同時に始まるのが長ネギの収穫です。長ネギが我が家の品目に加わる事によって、大きくもたらした影響が冬の農業です。
多くの農家は、冬に農業が営むことが困難で頭を悩ませています。雪の多い年、少ない年でも左右されがちですが、我が家は長ネギを新たに取り組むことによって、解消され地元の湯田上温泉はもちろん冬の鍋を中心に、欠かせない品目として、皆様からお買い求め頂いています。
新たなチャレンジ精神で高品質維持に努めたい
農業と言う生活ベースで生計を営んでいる訳ですが天候にも左右され自分自身の仕事力が良くも悪くもダイレクトに反映されるのが農業だと思います。
親父にアレコレ言われながら仕事をこなすのは、今でも変わりませんが仕事をやり始めた頃に比べれば、少なくなりました(笑)
そんな少し余裕が出来てきた近年ようやく気持ちなゆとりが出来てきて、佐藤農園として栽培している既存の品目への追求心、新たなチャレンジ精神、確立しつつある西洋野菜や長ネギ。今は、更なる規模拡大、高品質維持に努めていきたいと思っています。
また2019年より、朝カフェを開催することとなりました。朝カフェを好きになり、田上を好きになり、佐藤農園を好きになり、僕を好きになり、食べることをさらに好きなってもらえるのが今の目標です。
佐藤農園の詳細情報
農園名 | 佐藤農園 |
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栽培しているもの | 米、たけのこ、梅、桃、トマト、長ネギなど |
購入できる場所 | 原信:四日町店と見附店 新潟伊勢丹の地下食品売り場でお求めいただけます。 また、今後オープン予定の田上町道の駅で販売予定です。 |
住所 | 〒959-1154 新潟県南蒲原郡田上町大字田上丁2362 |
TEL | 070-4495-1171 |
FAX | 0256-45-4377 |
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