農家紹介

フラワー華蓮

花ハスとの出会い

実家はもともと稲作農家でJA越後中央の葬祭で約25年間50歳まで勤務していました。
花ハスとの出会いは45歳の6月、ある大きなお寺の住職の葬儀の時、出入りの生花店にハスの切り花を注文したのですが即答で「ない!」との事、生花店の社長いわく「45年花屋やってるけど、この時期にハスの花なんて市場でも見た事ない。」とのことでした。
私は6月に手に入らない花なんて無いと思っていましたが、ネットで検索しても生産されていないことを知りました。
しかし、その時たまたま検索に引っかかったのが花ハスの存在です、ハスには食用のハスと観賞用のハスがあり、観賞用のハスを花ハスと言い、日本には200品種以上の品種があり、天然記念物に指定されている物まである事を知りました。
その翌年に父がたまたま田んぼを辞め農協に委託することにしたので、今まで稲の苗を作っていたビニールハウスが空き、そこを父に借り趣味として花ハスを作ってみました。京都の会社から20品種ほど買い栽培したところ意外と花も良く咲いてくれました。

フラワー華蓮の立ち上げ

ある日、また生花店の社長に「社長、ハスって何品種くらいあるか知ってるか?」と尋ねたところ「3〜4品種くらいかな」と答えが返ってきました。
私が「日本には200品種くらいあるんだ」と教えたら「うっそー!」と驚きました。 その時、”45年花屋をやってる社長が知らないと言うことは、ほぼ誰も知らない。これは商売になる”と感じました。

それから5年間葬祭の仕事をしながらスキルを磨き、2011年10月で周りの反対を押し切り退職(もったいないと言われながら・・・)、翌2012年6月にフラワー華蓮を立ち上げました。

1年目は手売りのみで、6月から8月までの3ヶ月間の販売でしたが大赤字。
何回か復職も考えた一番辛かった時期です。

誰もがハスは知っていますが鉢植えの観賞用の花ハスは知りません。誰も周りに作っている人もいません。逆を返せば誰にも聞く人がいませんし、教えてくれる人もいませんでした。

ホームページを開設後、多くの引き合いが

どこへどう売ったらいいのか暗中模索の中、保育園からの友人がホームページを作れと助言されました。

その友人の知り合いを紹介してもらい、2年目の1月にホームページを開設、日に日に閲覧者も増え、仕事の栽培手順も整い始め料理の盛り付け用にハスの葉を販売・切り花を販売と順調に回り始めました。
検索の順位もライバル社が少ない事が幸いし、1〜3番目には入り、2年目は少し赤字くらいで乗り越えました。

3年目からは”恐るべしホームページ”の威力を知る年でした。 思いも寄らない大手企業・テレビの制作会社やNHK・有名な華道家・高級ホテル 旅館 料亭・自治体とホームページの管理者からも”驚くようなところから依頼が来ますね”と言われ、4年目以降は少し余裕ができ、色々な物を手がけ始めています。

やってみないと分からない!という精神で

食用ハスも鉢植えで栽培し家庭菜園用に売り出しました。 蓮や蓮根は池や田んぼで作る物と言う常識はプロの農家には壊せなかったと思います。
何故なら常識を壊さなくても食べていけるからです。プロの農家に「食用蓮根を鉢植えする」と相談した時「そんな事しても上手くいく訳ない」と第一声言われました。
私は「じゃあ父ちゃんは鉢で作った事ありますか?」と返した時「ないけど・・・」と。私はすかさず「やってみないと分からなんでしょう」と言葉を返しました。

世の中”常識”を鵜呑みにせず”やってみなけりゃ分から無い”精神が面白い。実際に、1鉢から4キロほどのレンコンが採れました。

その他カマキリの飼育・コシアブラを田んぼで栽培・食用菊・ジュンサイの鉢栽培その他まだ秘密プランもあります。
この先も”そんな事しても・・・”を何回も聞くことになると思いますが、その度に”やって見なけりゃ分から無い”を心に挑戦して行きたいと思います。
カマキリもコシアブラも4年失敗していますが辞めません。成功するまで辞めません。失敗すると言われたことが成功した時の快感がやめられません。

フラワー華蓮の朝カフェフォトギャラリー

フラワー華蓮の詳細情報

農園名フラワー華蓮(かれん)
栽培しているもの花蓮(ハス)等
住所〒959-0202
新潟県燕市佐渡山2792
TEL080-4363-1045
FAX0256-93-3958
Eメールinfo@karenkaren.info
Webサイトhttps://www.karenkaren.info/
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